lobstarのギャンブル依存改善日記

依存症回復の日常をありのまま書くブログ

理解されない理由

脱ギャンブル7日目

遂に一週間が経った。
財布の中に諭吉さんが眠っているのが奇跡。
諭吉さんはすぐ僕の財布から旅立とうとする。
僕もたまには仲間を連れて戻って来いよ。と促すが僕の財布で休息するのは一瞬。
またすぐどっかへ行ってしまう。
これの繰り返しを15年間続けてきた。

そんなもんギャンブル止めれば済む話じゃんと思う人は健常者の人で、依存症の人はそうはいかない。
依存症の人のことを健常者に理解してもらうのは相当難しい。なぜなら、依存症の人の行動は異常な行動であり、健常者にとっては理解し難いことであるから。

僕なりに健常者の人でも理解しやすい例を考えてみた。
例えば、依存症(自分)を野球少年とすると、親は野球のルールは知ってるけど、野球未経験の親。医者はこちらも野球のルールは知ってるけど、野球未経験の野球部顧問といった感じ。

この状態で、親と顧問が自分に言う。
なんだあのプレーは?
2度とあんなプレーするな。と。

ここで疑問が生じる。
野球やったこともないのに、どの口が言ってるんだと。楽にアウト取れるならそれに越したことないじゃん。そしてまた同じプレーをする。
また怒られる。その繰り返し。

どうしても自分(依存症)の中に、未経験だから、自分の気持ちなんて分からないよね?っていう思いがあるから、この溝が埋まらない。

この溝を埋める方法は1つしかない。
それは先輩のアドバイス
何年も依存症止めてる人なんかは野球に例えたら、プロ野球選手になった先輩。
野球未経験の親と顧問が何を言おうと、プロ野球選手のアドバイスには全くかなわない。
といった感じ。

だからといって、親は何もしなくていいのかというとそうではなくて、親がやるべきは文句ではなく、環境作り。野球に専念できる環境になれば、自ずと野球が上手くなるという具合だ。

依存症も同じことが言えて、親と医者ができる、やれることは環境作りだけ。色々叱ったりしたところで何も効果はない。むしろ逆効果。
このことが分かっていない人が多すぎる。

自分は今、ギャンブル依存改善に向けて、歩みだしている。
まだまだ先の話になるけど、自分も自分と同じような被害者を出さない為に、依存症のひとにも、その家族にも少しでも理解してもらえるような活動がしたいと思っています。

長々書きすぎました💦
今日はこのくらいで。
またギャンブルしない1日を。